エアガン趣味は騒音か?
エアガン射場を運営していると気になるのが周囲への”騒音”問題
客観的事実なしには何も語れない。
なので仲間の協力を得てデータを収集してみた。
場所は、GunTREXの屋外射場だ。
測定にあたって
① Gunの作動方式により発射音が異なるので、各種エアガンの代表選手をそろえた。
② サプレッサー(消音器)の有無による効果の違いも確認した。
③ ターゲットの命中音もタイプ別に測定した。
④ 測定地点を対象物の”直近”と”敷地境界”の2箇所とした。
⑤ 各3回測定し、平均値を採用した。
⑥ 測定に正確を期すため、専用の騒音測定器を使用した。
測定結果
“鉄壁”の減衰効果は30dB!!
先日、配置を見直した”3連コンテナ“
敷地の境界は、コンテナ裏側である。
① コンテナを挟んでの測定では、25〜30dB程度の減衰効果があることが解った。
② 更に原音が大きれば大きいほど減衰効果も大きいことも解った。
③ サプレッサーを付ければ測定不能になるほど効果があった。
④ 測定時、気温が30℃程度と高く、ガスブローバックガンは総じて大きめの音を発していた。
※ 参考:3.6.13に測定した89式小銃ガスブローバックの音量は、76ー78dBだった。
国と地域のルール
最終的には市町村長が具体的なものを示している。
GunTREXの所在する北海道恵庭市の抜粋は次のとおりだ。
第1種〜第4種までの指定地域
恵庭市長は、上記のとおり地域を指定している。それを地図上に色分けしたのが下の図だ。
GunTREXの所在地は、遠く右下の無着色地域だ。(あえて表示せず)
つまり規制には「該当せず」ということになる。
参考までに防衛施設庁の担当者にも問い合わせたが、住宅防音工事の対象地域からも外れているそうだ。
図の下を横断している道央自動車道(高速道路)のすぐ下は、戦車や大砲が実弾射撃を行う「北海道大演習場」なのだから無理もないだろう。
あるべき姿
とはいっても、周囲に生活している人がいるなら迷惑になるような大きな音を出してよいはずがない。
直近の「第4種地域」を参考にすれば、昼間で70dB以下、夜間で60dB以下に務めることはレンジの義務と言えるだろう。
今回の測定の結果では敷地境界での最大値がそれを下回っていたので、とりあえず安堵している。
防音シートを追加(3.8.31追記)
防音シートを設置しました。
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