長物用の集光サイトを試してみました。
フリーダムアートさんのアイデア商品です。
既存のフロントサイトポストをそのまま交換するので取り付けも簡単。擬似ダットサイトのような効果が得られます。
交換の際に注意する点は、以下の3つです。
① フロントサイト基部にあるプランジャーを飛ばさないようにすること
② 集光アクリルの長さはフロントサイトガード内で回転できる範囲内でカットすること(ネジ込むため)
③ 半球面側(きれいなほう)が手前になるように接着
89式小銃の場合なら、①二脚を使うと安定した作業が出来ます。②接着面の両端から1mmずつ程度はみ出すくらいに。切断面は紙やすりをかけて仕上げにライターの炎に軽くかざしましょう。やけどをしないようラジオペンチなどを使いましょう。集光アクリルは長いほど明るいそうです。エレベーションの調整をしない前提ならフロントサイトガードからはみ出ない程度に長めに取り付けるのもアリです。(一番上の写真を参照)③プランジャー用のノッチが1箇所しかないため180度反対側(射手側になるよう)に向けます。
お勧めの接着剤は、セメダインスーパーXのクリアの速乾性です。500円くらい。
気になる実射性能ですが、近接目標なら笑いが止まらないくらい良く当たるようになりました٩(^‿^)۶
エリートオペレーターズ用のフォーリンプレートに対する射撃では、オリジナルのアイアンサイトに比べると体感的に2倍くらい命中率が上がりました。
集光アクリルによる視認性向上の貢献はもちろんのこと、照星頂の位置がオリジナルより低く設定できるメリットも大きいです。
射距離4m〜7mで6cmのプレートを狙うエリオペでは、照星・照門ではサイトパララックスが補正しきれず、フロントサイトポストの肩部を使って照準してましたが、この集光サイトはより低く設定できるので通常の照準方法で直感的に照準出来るようになりました。
また、物理的に銃身軸に対してハイマウントになってしまいがちなダットサイトよりも照準線を断然低く抑えられるのも良いです。当然ですが電池も要りません。
重量増加もありませんので女性シューターにもお勧めかも?
更に上を見ればキリがない光学(高額?)照準器よりも圧倒的にコスパに優れています。¥2,500(税別)
サイトの色も以下の3色からお好みで選べるようです。
周囲の自然光を集める仕組みなので、真っ暗な環境では使えませんが、シューティングマッチなどでは威力を発揮してくれそうです。
次の練習会が楽しみです。
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