射撃検定練成システム(小銃/基本射撃用)

ターゲット

電子ターゲットを射撃検定のために活用!!

技能公募予備自衛官/新隊員自衛隊入隊予定者を含む全自衛官の方に朗報です!

射撃検定練成システム(小銃/基本射撃用)

GunTREX(ガントレックス)に小銃の射撃検定で実施する伏射ねうち/中間姿勢の練成に特化した電子ターゲットを設置しました!

本システムをご利用するために、まずはGunTREXに入会して登録メンバーになりましょう!

 >>>今すぐ入会する

検定時の射撃姿勢

参考までに実弾による小銃射撃検定の射撃姿勢を示します。

写真は、web上より引用させて頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

【ひざ射ち】

「中間姿勢」の一つで他には他にも【しゃがみ射ち】などがあります。

伏射ねうち】

使用イメージ

上段は、中間姿勢用

下段は、ち用のPC台です。

練成する射撃姿勢に応じた高さのPC台に標的側PCを配置します。

標的側PCにステルスターゲット(ST15)を装着します。※ 写真では未装着

決して未装着の状態では撃ち込まないでください汗;

✔︎ 射手に応じてPC台の高さの微調整が可能です。

✔️ 射距離は5mに設定(エアーソフトガン命中精度の最大化)

✔︎ 至近距離射撃による照準視差(サイトパララックス)は、ソフト上で補正可能

✔︎ 手元の射座側PCから弾痕確認(音声併用可)/画面共有による遠隔操作が可能

暫定的な使用方法(令和6年2月14日)

コロンブスの卵的な発想ですが、練成目的は達成できます!

① 標的側及び射座側のノートPC2台をそれぞれ起動する。

↓写真は、標的側PCの収納箱

※ 標的側PCへの電源供給のため「集中スイッチ」を「入」にする。

コンセントは、スチールラック下部にあります。

② 双方のデスクトップにある画面共有ソフト「TeamViewerチームビューアー」を起動して連携する。

射座側のPCから標的側のIDを選択して「接続」する。

※ パスワードは省略できるモードにしてあります。

③ ステルスターゲットを標的側PCディスプレイ前に載せ、ディスプレイ保持ネジで両側のアームを固定する(写真参照)。

※ この際、PCディスプレイとステルスターゲットを垂直にする。

下の写真では「PCディスプレイ」〜「的紙」〜「ステルスターゲット」の位置関係を示すため、「ステルスターゲット」を前傾(お辞儀)させています。右手側が射座方向

※ BB弾は「ステルスターゲット」の標的板に当たるため、的紙/ディスプレイには穴が空きません。

④ USBケーブルで「ステルスターゲット」と「PC」を接続する。挿し込み位置に「USB→」の注記あり。

⑤ 射座側PCから操作して標的側PCデスクトップの「Stealthステルス Targetターゲット」を起動する。

⑥ ツールバーの「ターゲット画面」をクリックして表示モードを「ターゲット画面」に切り替える。

※ じ後、標的の余白を「右クリック」する度に「メイン画面」↔︎「ターゲット画面」の切り替えができます。

⑦ 標的側PCディスプレイ前に貼付済みの的紙をらしてPCてきの中央と的紙中央の「ピンホール(針穴)」を一致していることを確認(ソフト側で補正するのでズレていても大丈夫です。)

⑧ 射距離5mからBB弾を「89式小銃ガスブローバックガン」で撃ち込み、射座側PCで弾着を確認する。

※ 射座側PCは、ひざ射ち時、備品のキャスター付き小テーブルに載せると便利です。

伏(ね)射ちの際は、収納ケースをPC台としてください。

コンセントは入口付近にあります。床マットもご使用ください。

※ 詳細設定の「弾痕仕様」タブから「弾径」を「6mm」から「2mm」にする。

※ 零点規正は、メニューバーのツールから「ターゲットセンター補正」を実施する。

 照準視差を含めて補正してくれるので照準具を弄る必要はありません。

 写真は、取扱説明書より引用↓

今後、F的のシルエットの透明シートを重ねて貼れるようにします。↓

※ ソフトの仕様上、最外圏の非表示及び得点”0″への変更が出来ません;;「1点圏」に着弾した分は「0点」として計上して下さい。

着弾音の発生 & スコアの読み上げには、付属のUSBスピーカーが便利

射座側PCに接続して使用します。

音のON/OFFの設定方法

詳細設定>「背景色・音」タブ>☑︎着弾音を発生させる☑︎スコアを読み上げる

※ 上記に☑︎チェックを入れても音が出ない場合は、標的側PCが「消音」になっています。音量を少しだけ上げてください。

⑩ PCキーボード上のBB弾を回収・破棄する。

黒的/白的が選択可能

実際の射撃検定と同様に黒い的と白い的の2種類から選択が出来ます!

それぞれの色で練成しておけば本番で慌てることもありませんね?

期待できる成果

89式小銃ガスブローバックガンを使用した場合、以下の成果が期待できます。

① BB弾発射による効果

・実射システムと同様に正確な弾痕表示が可能

・撃発に伴うリアルタイムの反動(ガスブローバック)の再現が可能

・実銃同様の手順で検定と同じ銃操作が可能

MantisX10エリートの活用

照準〜撃発〜フォロースルーまでの銃の挙動をGICSSジックス(戦闘射撃訓練シュミレータ)と同様にアプリで解析が可能

自衛官のために原点回帰

GunTREX(ガントレックス)では2018年の創設以来、ステルスターゲット(ST-32R)を室内射場のメインに据えて参りました。

しかし、設置位置が高く立射たちう用に固定されているため、射撃検定の射法である「伏射ねう中間姿勢」には対応出来ていませんでした。

シーズン6を迎えた2024年、満を辞して問題解決に舵を切りました。

可動式電子ターゲットの導入です。

自衛官のためのエアガン射場」としての原点回帰です。

伏射ねうのためのクッションマットは従来通りご利用になれます。

こんな方にオススメします

毎年の射撃検定でコンスタントに40点以上出せていますか?(小銃検定の場合)

もし、そうでないとしたらこのシステムは有効です。

いわゆる”射撃のうまい人“は、どんな条件でも40点(準特級)以上をマークします。

雨や雪などの気象条件も克服します。

40点以上とは、得点率に換算すると80%以上であることを意味します。

彼/彼女らは「あと1発入っていたら…」などとタラレバの話はしません。結果がすべてだからです。

これからは「得意な戦技は”射撃”です!」と胸を張りたいものですね?

また、「射撃教官を命ぜられたけど、実は本人がそれほど上手くないんだよな…。」

自衛隊あるある“ですね笑? そんな方にも自信を付けて頂けます。

教範やLPの文言を繰り返し唱えるだけの指導から脱却し、真に戦える自衛官の育成に貢献できるようになります。

しっかりねらってて!

これでは永遠に部下があたるようにはなりません。

「しっかり狙って射つ」とは具体的にどういうことか?

新隊員でも解るよう言語化できることが重要なのです。

新隊員といえば、これから自衛隊に入隊予定の方にもぜひ体験して頂きたいです。

はっきり言いましょう。

射撃検定の結果=修了成績の一部です。

職種/任地は、基本的には本人の希望(適正)が尊重されます。

しかし、それらは往々にして人気が集中するものです。

そんな時、どんな隊員から優先配置されるのか?

実際は、ご想像のとおりです。

令和6年度 R.O.の検定結果は?

6月に陸上自衛隊某駐屯地で実施された予備自衛官招集訓練に出頭してきました。

射撃検定の結果は、45/50点でした。

伏射ち24/25点中間姿勢21/25点

得点率に換算すると90%です!

出頭前に少しだけ本システムで練習をしました。

控えめに言っても練成の成果は出ていると思います。

ご利用になるには

GunTREXの登録メンバー(会員)になって頂く必要があります。

 >>>今すぐ入会する

射撃検定練成システム自体のご利用料金は必要ありません。

エアガン持ち込みの場合は、施設利用料のみで大丈夫です。

0.2g以下のBB弾(プラ弾可)をご使用ください。

89式小銃64式小銃レンタルもご用意しております。

射撃の癖を分析できるMantisX10エリートのレンタルも可能

米国Mantis社の正規ディーラーとして販売も行ってます。

使い倒してAASAMを目指そう

練習は裏切らない

科学的に正しい練習をコンスタントに行えば実力は向上します。

誰でも分かっていることですが、特に射撃の場合、それがかなう環境を確保するのは難しいことですね?

GunTREXならあなたの理想に近づけるかもしれません。

誰にも邪魔されないプライベート環境でAASAM(豪州で毎年行われる小火器の国際射撃競技会)を目指してみませんか?

エアガンの精度で問題ないの?

的のサイズは、射撃検定の環境をそのままに射距離5m用にスケールダウンしたものです。

したがって、照準した際の的の見え具合(サイズ感)は、検定のそれとほぼ同じです。

もし自衛官以外の方が照準すれば、的の小ささに驚くことでしょう。

この状態でBB弾を発射すれば射撃検定の効果的な練成ができるはずです。

ただし、これは射距離5mからエアガンを固定して射撃した際のグルーピングが、全弾5点圏内に収まることが前提になります。

仮に「銃固定時のグルーピング>5点圏のサイズ」であるなら、エアガンの精度が実銃以下ということになります。

その場合、的紙のサイズ(見え具合)はそのままにPC側の標的サイズのみを拡大して射弾散布と得点の関係を適正化することで、より検定射撃に近い環境を構築できます。

設定のコツ

【標的仕様】タブ

暫定的ですが、以下の設定がいい感じでした。標的No.2「ブルズアイターゲット」をアレンジします。

設定後、「OK」をクリックします。

【弾痕仕様】タブ

BB弾の弾痕を既定値の6mmで表示すると大き過ぎるので「弾径」を2mmに変更します。

【ディスプレイの設定】

標的側PCの「設定」⚙️から「内蔵ディスプレイの明るさ」を暗くします。的紙の両脇から漏れる光を局限するためです。

「伏射ち」と書いて何と読む?

ねうち」と読みます。

スポーツ射撃の世界では「ち」と読むことがあるようですが、自衛隊では違います。

意外と知らない方もいらっしゃるようです。

プロの方は教範を確認してみて下さい。

プロによる本格的指導を受けるには

GunTREXでは、技能公募予備自衛官の方をサポートするプログラムとして「射撃検定合格コース」を用意しております。

令和6年以降、「射撃検定練成システム」を同コース内で使用します。

詳しくはこちらをご覧ください。

個人で機材を揃えるには…

ステルスターゲットは、Amazonでも購入出来ます。

しかしながら、本記事と同様のシステムを構築するには、少なくともWi-Fi環境、ノートパソコン2台、パソコン固定台などが必要になります。

可能ならGunTREXで一度お試しになってからご購入を検討されることをお勧めします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました