アイウェアを装着しよう

装備品

銃器類を扱う時は、アイウェア(アイプロテクションとも言う。)を付けましょう。日本語で保護眼鏡と言います。

当たり前ですが、目のスペアはありません。視力は一度失うと元に戻りません。

プロの兵士は、戦場で自分の目を守るために必ず装着しています。材質は強化ポリカーボネイトでできていてショットガンの散弾を止めるほど丈夫です。(写真上参照)

アイウェアが破片を防いだところ

以下のリンクは、2010年イラクの戦場でIED(即製爆弾)の爆発からアイウェアの装着によって両眼を守れた写真(左)と残念ながら未装着だっために両眼を摘出している写真(右)です。

かなりグロいので閲覧注意です。

しかしながら、プロの方には戦場の現実をしっかりと目に焼き付けて頂きたいです。

Wear Your Eye Protection!

では、アイウェアにどのようなモデルを選べば良いのでしょう?

プロの方は、以下の何れかの規格をクリアしているかどうかを参考にしてみて下さい。

・MIL-PFR-32432(GL) 米軍仕様規格品

・GL-PD 10-12 MCEP 米軍戦闘用グラス規格品

・アメリカ国家規格協会 ANSI Z87.1(Z87.1+) 認証品

・アメリカ労働省 OSHA 規格品

定番のモデルといえば、ESSクロスボーやワイリーX(WileyX)などでしょうか。

ESSクロスボーは、アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ(Navy SEALs)や海兵隊の制式標準装備品として、年間30万個供給されているバリスティックアイシールドです。

価格帯は、1万円代〜3万円代です。

「結構なお値段ですね…。」

そう感じた方はもう一度上のリンクをクリックして写真をよく見て下さい。数万円で両眼を守れるなら安いと感じませんか?

ちなみにこれらの商品は、GunTREX備え付けのカタログからお取り寄せが可能です。レンジオフィサーにお気軽にご相談下さい。

翻ってエアガン射撃をするのにもプロ仕様のアイウェアが必要なのでしょうか?

究極の戦場での行動を想定して訓練されるプロフェッショナルな方には、本番と同じ物で訓練しておくことをお勧めします。

一方で、エアガンシューティングを趣味として楽しむ方は、そこまでのスペックは必要ありません。

ただし、シューティンググラスの性能は、価格に比例するのも事実です。

以下に購入時のポイントを書いてみます。

標的を狙うシューティングは、照準するのに目を酷使するスポーツです。アイウェアは出来るだけ試着してから購入すると良いでしょう。合わないグラスでは長時間シューティングを楽しむことが出来ません。

出来るだけレンズに歪みのない物を選びましょう。安価な物ほどレンズの歪みが大きく、掛けていると直ぐに目が疲れてしまいます。また、頭痛がしたり酔ってしまうこともあります。

疲れると辛くなるので直ぐに外してしまいたくなります。レンジやフィールドで射撃中、周りの仲間に知らせずに自分勝手に外すのは大変危険な行為です。絶対にやめましょう。

次に、鼻あての部分が交換可能か高さ調整が可能な物を選びましょう。外国のモデルでも「アジアンフィット」という日本人の骨格に馴染みやすい鼻あてが別売されている物もあります。

プロの方は、ヘルメットなどのヘッドギアと干渉しないか?ヘッドセットや無線機を使った時に耳が痛くならないか?曇り止め加工がなされているか?もチェックポイントです。

最後に、日頃からメガネを掛けている方は、個人的にはコンタクトレンズとの併用をお勧めします。オーバーグラスタイプの物も存在しますが、長時間のシューティングは辛いものがありそうです。

サバゲーのような撃ち合いをしない状況なら通常のメガネだけでも可能です。ただし、一般に目尻側の隙間が大きいため跳弾が飛び込んでくる可能性がゼロではありません。リスクを十分に理解した上で自己責任でお願いします。

蛇足ですが、エアガンシューティングの際は、口を閉じて歯を隠すようにしましょう。歯は、BB弾が当たると案外簡単に欠けてしまいます。くれぐれもご注意を。

繰り返しますが、目にスペアはありません。ケチらずに良いシューティンググラスをゲットして下さい。

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