小銃射撃の基本姿勢にして重要な「伏(ね)射ち」
ガントレでは、あまり練習している人の姿を見かけない。
何故だろう?
理由は、簡単だ。痛いからだ。
インドアで硬い板の上に伏せても、アウトドアで軽石混じりの地面に伏せても、肘や膝が結構痛い。今の季節、冷たさや湿気も加わってくる。
そこで、伏せても痛くないクッションマットを導入した。写真中央のグレーのやつだ。実際、伏(ね)射ちの姿勢をとってみると肘や膝に痛みを感じない。これは快適だ!
こんな話をすると「実戦ではフカフカのマットの上で闘う訳じゃない!」とのお叱りの声が聞こえてきそうだ。だが、射撃の基本姿勢である伏(ね)射ちの練習で「肘が痛くて照準どころではありません!」と訴える初心者もいるのが実際だ。
個人的には、努めて快適な状態で射撃の基本を習得させ、その後、より実戦的な環境に適応させていくのが順当だと確信している。
ちなみに伏(ね)射ちのことを「ふせうち」と言うのは誤りだ。「ねうち」と呼称するのが正解。「えっ、何で?」と思った方は教科書を見直そう。
次に弾倉ドロップマット(仮称)だ。
これは市販の有孔ラバーマット。サイズは、1.0m x 1.5m 厚さは22mmだ。ガスブローバックガンのマガジンは、ライフルもハンドガンもとても精密に出来ていて、しかも大変高価だ。むやみに落下させるとガス漏れ等の故障の原因になるし、お財布へのダメージも大きい。
しかしながら、エマージェンシーリロード(緊急弾倉交換)などの練習のため弾倉を意図的に落下させたいこともしばしばある。この矛盾を補うべく有孔ラバーマットも導入した。写真左の黒いやつだ。実際に弾倉を落としてみたが、なかなか良い感じた。念のためクッションマットと二重に重ねて使用するのも良いだろう。伏(ね)射ちの練習にも使えそうだが、ラバーの匂いが少し気になるかもしれない。
これを機会にぜひガントレで基本姿勢の伏(ね)射ちの練習にも力をいれてほしい。89式ガスブロとMantisX10を併用すれば鬼に金棒な射撃予習が出来るだろう。
コメント