米で銃乱射、20人死亡 テキサスの大型商業施設
米南部テキサス州エルパソの大型商業施設で3日、銃乱射事件が起きた。同州のアボット知事は20人が死亡したと明らかにした。地元警察によると、26人が負傷し病院で治療を受けている。警察は容疑者として20代の男1人を拘束したと発表した。
日本経済新聞より引用
たびたびアメリカで起こる”銃乱射事件”
その度に心を痛めてきたが、今回は特別に動揺している。
事件の場所は、テキサス州エルパソ市。
かつてアメリカ陸軍の上級曹長学校に留学した際、1年以上お世話になった土地だ。しかも、現場ウォルマートには、週末の度に家族で買い物に行っていた。
「全米で3番目に安全な街」そう誇らしげに話していたW留学生担当上級曹長の顔が今でも鮮明に思い出せる。
防犯カメラに写っている犯人らしき男は、カラシニコフ自動小銃を構え、なんとイアマフまで着用してのお出ましだ。
現場施設の入るシエロビスタ・ショッピングモールは、住んでいたアパートから近かった。よく家族でプリッツェルを買って食べた思い出がある。ガーリック味がお気に入りだった。
シエロビスタとは、スペイン語で「眺めの良い」という意味だったと記憶している。
子供たちも近郊のシエロビスタ小学校に通わせていた。
メキシコとリオ・グランデ川を挟んで国境を接する街エルパソには、こういったスペイン語にちなんだ地名が数多く存在する。地域の方もほとんどがスペイン語が喋れる。むしろ、英語より得意だ。
各国の陸軍を代表する上級下士官の一人として当時のエルパソ市長から「エルパソ名誉市民」の称号を頂いた。永久にVIP待遇をしてくれるという。
そんな記憶が走馬灯のように蘇った。
誤解しないでほしいのは、銃が人を殺すのではなく、人が人を殺すということだ。
亡くなられた方々の御冥福をお祈りします。
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