エアガンを使ったタクティカルトレーニング、略して「タクトレ」に参加したことがありますか?
「サバゲーなら時々行くけど、なんか敷居が高そうだな…。」そんな風に感じてませんか?
「凄そうな人ばかりで恥ずかしい思いをさせられるのでは?」そんな不安はありませんか?
どんな銃を持っていけばいいのか?装備品はどんな物が必要なのか?どんな服装がいいのか?etc.
そんな不安をシリーズで解消して行きます。
なお、以下の準備はすべて「Gun TREX」で行うことが出来ます!
どんな銃を持っていけばいいの?
私が10年ほど前に初めてタクトレに参加した時は、東京マルイ製のトンプソンM1A1とコルトM1911A1を持参しました。理由は、TVドラマ「コンバット」のサンダース軍曹に憧れていたからに他なりません。
タクトレの常連さんから見れば「なにそれ??」な感じだったかもしれませんね(笑)。
今でも私は初めて参加する際の銃は「なんでもいい」と思っています。
M4系でないとダメとか、CQBカスタムでないと話にならないとか、そんなことはありません。
なぜなら、タクトレの究極の目的は「気づきを得ること」だと思うからです。
タクトレに参加して、その銃(装備、服装、etc.)で不具合があれば、「何がどうダメなのか?」「改善するためにはどうしたらいいのか?」を自分で考えたり、あるいは、参加者やインストラクターからアドバイスをもらいながら自ら気づきを得ること。これこそがタクトレに参加することで得られる最大の成果だと思います。
何度か参加していると「あの人はなぜあのスリングを使っているのだろう?」とか「あのホルスターは使いやすそうだな」とか周りの状況も見えてくるようになります。VTACスリングで有名な元米陸軍上級曹長カイル・ラム氏が「自分が使いやすいと感じるものが最高のスリング」と言っているように万人に共通の正解がない世界なのです。気になる装備の人がいたら「その◯◯どうですか?」と聞いてみればカタログでは知りえない本音の感想が聞けたりするので参考になりますね。
BB弾を発射するトレーニング
タクトレでは、実際にBB弾を発射して的に当てることを頻繁に行います。
なので「なんでもいい」と言いつつも、ちゃんと弾が出て狙ったところに当たる銃であることが重要になります。命中精度は、マルイの箱出しレベルなら必要十分です。
中古で買ったカスタムガン等は要注意です。よくあるのがイジリ過ぎてて故障気味、自覚のないまま違法なパワーアップ銃だった等です。どちらも主催者や参加者に迷惑をかけてしまう恐れがあります。ちなみに「Gun TREX」では弾速測定器が常設してあり、いつでもお使いいただけます。一度自分の銃の弾速を測っておくと安心ですね。
電動ガンの場合、バッテリーが劣化していて充電したのに撃てない!ってこともあります。充電後、数発空撃ちしたくらいでは分からない場合もあります。事前のチェックが必要です。
そして最も重要なのが事前のゼロインです。なぜなら、タクトレ講習会ではゼロインの時間がないか、あってもごく短い時間だからです。
プライマリーウエポンとしてのライフルまたはカービン、セカンダリーウエポンとしてのハンドガンの両方とも行いましょう。ゼロインすることで銃やバッテリーのチェックも同時にできるので便利です。
何メートルでゼロインすればいいの?
経験則的には、7メートルでのゼロインをおすすめします。
タクトレでは、「撃つからには初弾を確実に当てる」、「バイタルゾーン(急所)に対する正確な射撃」を求められたりします。10メートルを超える射距離ではエアガンの性能上、これらが難しくなるのでインストラクターとしては5〜10メートルくらいに的を設置することが多いのです。
まずホップアップ調整、次にサイト調整
ライフル、ハンドガンともに最初にホップアップ調整を行います。
BB弾は、タクトレで使うのと同じ重量、銘柄のものを準備しましょう。開封後、時間が経ったバイオBB弾は、膨張や変形している恐れがあるので避けた方が良いでしょう。マルイ製の銃にはマルイ製のBB弾のようにメーカー純正のBB弾の使用をお勧めします。
ホップアップ調整とは、弾道が出来るだけフラットに飛ぶように調整することです。なので少なくとも20メートルくらいの射距離がほしいところです。「Gun TREX」なら人目を気にせず納得行くまでホップアップ調整が可能です。
コツは、照準具を使わないで肉眼でBB弾ができるだけ真っ直ぐ遠くまで飛ぶようにすると良いです。ホースで水を撒くように単発で撃ちましょう。新銃の場合は、チェンバーパッキン(薬室)にシリコンオイルが付着しているためBB弾が滑ってしまい正常にホップが掛からない場合があります。その場合は、1弾倉程度撃ってパッキンを馴染ませましょう。
つづく。
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