銃を扱う時は、銃口管理(マズルコントロール)をしっかりしなければなりません。標的方向や地面、空など、その状況で最もリスクが少ない方向、またはレンジオフィサーなどが指定する方向に銃口を向けておく必要があります。

その目的は安全確保で、実銃やエアガン、モデルガンを問わず弾が出る銃やそのように見える模造銃でもすべてで行うべきものです。
銃口管理を確実にするためには、常に銃口の向きを意識しておく必要があり、これを銃口意識(マズルコンシャス)といいます。
これを無意識の状態でも危なげなく出来るようになるのが銃を扱う者の最低限身に付けておくべきのマナーなのです。
エアガンを購入すれば、取扱説明書の注意書きに必ず登場する話ですし、実銃やエアガン雑誌でも頻繁に掲載されているので何度も見たことがあると思います。
銃口管理の他にも引金管理(トリガーコントロール)などの安全ルールがありますが、本稿では銃口管理に焦点を当てて書いてみます。
でも、あれもダメ、これもダメと禁止事項ばかり書き立てると滅入ってしまい、読み進める気力も無くなってしまいますよね(笑)。
なので銃口管理を完璧に身に付けるとこんなイイことあるよ!って話をします。
あなたは、銃を持つ自分の姿を想像したことがありますか?憧れの映画スターになり切って遊ぶのは楽しいですよね!
では、彼らがカッコいいのは何故でしょうか?
イケメン、イケジョだから?それもありますが、実は最近の映画スターらはクランクインの前にプロのインストラクターからガンハンドリング(銃さばき)について徹底的なトレーニングを受けている場合が多いのです。
銃口管理はガンハンドリングの基本中の基本です。
なので「これが出来る人=プロ」の印象を演出することが出来る訳です。
次に、意外と知られてないのが「銃口を速やかにターゲットに指向出来る」というメリットがあることです。
無意識下で銃口を安全な方向に向け続けられれば、いざという時に瞬間的にターゲットに銃口を向けることも出来るのです。つまり「逆もまた真なり」でなのです。
更にあなたがサバゲーマーなら確実に一目置かれる存在になることが出来ます。先述のようにカッコいいし、強いし、そしてサバゲー初心者に正しい銃口管理を優しく教えてあげられる存在になれます。
なので良いこと尽くめです*\(^o^)/*
その銃口管理を正しく身に付けるのに「レーザールール」というのがあります。
レーザールールとは「銃口から常に殺人レーザー光線が出ていて、そのレーザー光線が当たると死ぬ」と想定するものです。
自衛隊では、このレーザールールをイメージさせることで銃口管理を習得させます。
しかし本稿では、もう一歩踏み込んで実際に無害なレーザーを常時照射して銃口の向きが確実に判る方法を紹介します。
実銃の場合は、銃口からレーザーを直接照射できる「レーザーボアサイター」が有効です。ボタン電池を入れてフタを閉めれば点灯。そのまま薬室に装填して使用します。ボタン電池は消耗が早いので多めに準備しておくと良いでしょう。
レーザーボアサイターは、GunTREXでもお求め頂けます。
予備電池てんこ盛りセット¥2,000- (残り1セット)


エアガンやモデルガンの場合は、薬室の大きさが違うためレーザーボアサイターを使用出来ません。
したがって市販の「レーザーポインター」を銃身に対して同軸に取り付けることで代用します。
写真のようにマズルキャップの先端に穴を空けてエラスティックバンドでレーザーボアサイターを付ける方法もあります。自衛官の方には一石二鳥の方法ですね。

ハンドガンの場合は、テープでレーザーポインターを取り付けます。
アンダーレール付のGunなら対応の「レーザーサイター」でも良いでしょう。
レーザーポインターを使ったシンプルな使用方法の動画を紹介します。田渕亜季さんのTikTokです。↓クリックしてご視聴下さい。
↑動画の視聴者の方々のコメントで「ガムテープを貼ったらスライドが引けない、ブローバックしない、固定スライドならいいのでは?」などトレーニングの主旨を勘違いされているものもあります。「上に付ける、下に付ける」もそうです。たぶんレーザーサイターと混同されているのでしょう。
繰り返しますが、このトレーニングの目的は、レーザールールにより銃口管理を体得することのみです。なので銃の機能が阻害されているとの指摘は当たりません。
皆さんもレーザールールを試して銃口管理を身に付けましょう。意外な気付きが得られますよ!
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